赤ちゃんのお母さんからもらった免疫の1つである「抗体」は生後数か月たてば弱くなってしまいます。赤ちゃんが感染症にかかると命にかかわる場合もあります。そうなる前に、赤ちゃんは自分の力で免疫を獲得するために予防接種を受ける必要があります。免疫力をつけるためには、生後2か月からのワクチン接種をおすすめします。まれに発熱や発しんなどの副反応がみられますが、感染症にかかるよりは症状が軽く、たいていの場合は数日で治ります。ワクチンの効果と副反応を理解し、より効果のあがる標準年齢に接種することをお勧めします。

万一、定期予防接種を受けて重篤な副反応が発生し、厚生労働大臣が予防接種法に基づく健康被害と認定した場合には、予防接種法の規定により健康被害救済の給付が行われます。

●予防接種の種類

【定期予防接種】
・予防接種法に定められた対象年齢、接種回数、接種間隔に基づいて実施されます。
・接種費用は無料です。

種類:B型肝炎・ヒブ・小児用肺炎球菌・ロタウイルス感染症・四種混合・五種混合・二種混合・BCG・麻しん風しん混合・水痘(みずぼうそう)・日本脳炎・ヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がん予防ワクチン)
※予防接種の対象年齢や接種回数については、各予防接種のページをご覧ください。

【任意予防接種】
種類:おたふく風邪・インフルエンザなど
・予防接種を希望する方が自費で接種を受けます。
・接種希望の方は直接医療機関へお申し込みください。